紅松希実(くれまつのぞみ)       愛知県豊川市出身 鑑定歴30年 プロ歴15年

物心ついたころから、尋常ではない両親の不仲に加えて、荒れ放題だった10歳年上の長女の前に6歳年上の兄とともに怯えながら幼少期を過ごしました。それでも小学校3年生まではかろうじて家族の形はあったもの、長女の結婚を機に一家離散状態となります

神様だけが心の拠り所だっ

末娘の私は母とともに家をでて、長く母と二人の生活が始まります。経済的にも苦しく、また人には言えない大人の醜さを目の当たりにして辛い日々が続きます。しかし、何故か自分が不幸とは思わず、辛い事柄も心の中に封印していました。いつしか、「自分がしっかりしきゃ」「母をたすけなきゃ」という気持ちが芽生え、小学生の私には成すすべがなく、一人でお小遣いの小銭を持って神社に参拝をしお願い事をしていたことを今もよく覚えています。神社仏閣での作法なんてまるで知りませんでしたが、なんとなく身体に感じる何とも言えない感覚から神聖な場所であることは理解はしていました。

西洋占星学との出会い                                    

学生時代、新天地を求めて海外留学を考え始める。母の事を心配することもあり、迷っていた私の背中を押してくれたのは西洋占星学でした。当時は今のように西洋占星術をみられる先生も少ない中、ふとしたきっかけから偶然、ある先生を紹介され訪ねることになりました。

そして、過去から現在に至るまでの自分自身の人生の縮図がホロスコープに描かれていたことや
海外留学も行くべき時期に行くべくして迷っていることに衝撃を受け、当時離れて暮らしていた父親に援助してもらい留学することを決意。そして、留学先では授業の合間に独学で海外の書籍を読み漁り研究を重ねる。同時に、フロイトをはじめとする心理学も学ぶ。

20代の大半を海外で過ごし、先々で出会ったアボリジニ(オーストラリア)、マオリ(ニュージーランド)、インディアン(アメリカ)、ジプシー(ヨーロッパ)など人類誕生の起源を今に残す彼らの神秘の力に魅せられる。

ジプシーカードの師匠・ジプシーの末裔との出会い

帰国後は教育事業を手掛ける会社経営に携わるが、経営相談をしていた青山のジプシーカードの第一人者の先生に出会う。
また、偶然にも当時雇用していた外国人講師の中にジプシー民族の末裔がいたことから、ジプシー民族伝承の文化にも興味を抱き、様々な占術を習得。その後、師匠から占いスクール事業展開の話をもちかけられたことから、占いの世界に身を投じることとなる。

原宿占いスクールで講座講師、湘南ビーチFM、FM横浜などにも出演。東京青山、神奈川県横浜、葉山、鎌倉、逗子を中心に鑑定活動をはじめる

密教との出会い

2013年、母親を介護するため、夫を残し単身帰郷。約1年半後、母親が他界。翌々年には父親が入院。直後、兄の様子に変化がみられ、父の看護の傍ら、嫌がる兄を説得し精査の末、若年性アルツハイマーと診断がくだり、その一か月後父親が他界。父の死を悲しむ間もなく、不義理を働く長女をあてにせずに一人で兄の介護をしていくことを決意する。順調に生活のペースが整い、ほっとしたのもつかの間、薬の過剰反応により、妄想、せん妄状態となり徘徊の末、警察により保護、入院、グループホーム入所となるが、経験年数の浅いグループホーム側により薬漬けにされ、わずか3か月で精神状態が悪化。その後、2か月の予約を待って定評のある老年科の医師に受診。向精神薬材の投薬過誤による精神状況の崩壊、周辺症状の悪化と判断され、グループホームは厳しい行政指導の対象となり、兄は入院となった。 

幼少期、些細なことで暴れる長女が、中学に入学したばかりの兄の教科書をビリビリに破り、新品の学生カバン、制服をボロボロにして2階の窓から放り投げ、怯える兄の姿をみて、幼心に兄を不憫に思ったこと、一方ではなかなか自転車に乗れなかった私の自転車の練習に父と一緒につきあってくれたこと、母と二人で暮らしていた頃、独りで夜中まで留守番をしていたある夜、近所の家が火事になり辺り一面に火の粉が激しく舞い上がり、近所の住民は一斉に避難した。私は独り、飼い猫を抱きしめ、母の働く店に電話をしようと公衆電話に泣きながら走った。その時、火事の現場が私と母が住む家の方角だと気づき、真っ先に駆けつけてくれた兄に助けられた。普通ではない家庭がゆえに辛い時期を兄と共に乗り越えてきた。数々の思い出が蘇ってきて、壊れていく兄をみて毎日、涙する日々。

そして、何度も心が折れそうになる中、十一面観音を本尊にとし別徳として大聖歓喜天尊(聖天様)を奉安する密教天台寺門宗に属す祈祷専門の寺院のご住職とのご縁をいただくこととなる。その先生は神通力の強い僧侶を中心とし、加持祈祷の有名な一門の僧侶。

毎月の聖天様の浴油、突発的なハプニングの度に加持祈祷をお願いしていくうち、多くの眷属様が助けてくれたり、霊験あらたかなな場面に幾度も遭遇。以後、師の薦めもありお受戒を受け護身法など数々の行、法を授かりながら現在に至ります。その中で出会ったのが一部の密教僧のみに秘伝として伝えられてきた密教宿曜占星術でした。密教における技や諸所については語るにはまだまだですが、こうして導きを得たことに感謝する日々です。

私自身、幼少期からの苦難、また自分が招いた愚かさからどん底をみさせられたり、波乱にとんだ人生を歩みながら今の齢になります。苦しみが多く見える世界でも、不思議な御導きは沢山起こり得ます。

偶然に思えることもすべてに意味があること。どんな問題があったとしても・・・行き詰まったように思えたり八方塞がりだったとしても、真の意味での「幸せ」につながる道は必ずあります。
希望を捨てず諦めないで、どんなに小さいと思えることでもお気軽にご相談ください。